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水素添加生理食塩水のラットの脳神経保護作用

学術雑誌名:
Medical Gas Research 2011,1:15
表題:
Hydrogen saline offers neuroprotection by reducing oxidative stress in a focal cerebral ischemia-reperfusion rat model
(水素添加生理食塩水はラットの限局的脳虚血再還流モデルにおいて酸化ストレスを抑制する事により神経保護作用を示す)
著者:
Y. Liu et al.(上海軍事大学他)

概要:
水素ガス(H2)は脳虚血モデルにおいて神経保護作用を示す事が報告されている。

本報では中央脳動脈閉塞モデル(MCAO)を用いて、臨床的に容易に且つ安全に使用できる水素添加生理食塩水の脳神経保護作用について検討した。
SD系雄性ラットを偽手術群、MCAO+水素食塩水群、MCAO群の3群に分けて、ラットを90分動脈閉塞後24時間再還流処置して各群の作用を比較した。水素生理食塩水は1ml/100g体重で腹腔内投与した。再還流後経時的に 梗塞量、脳水分量と合わせて酸化ストレス、炎症、及び自然死細胞数(apoptosisi)も測定した。

その結果、水素生理食塩水群では再還流後0、3、6時間後に投与すると有意に梗塞量、浮腫量が減少し、神経機能も改善した。水素生理食塩水群の虚血脳では酸化ストレス産物の8-OHdG, malondialdehyde、さらにIL-β、TNF-α,も減少しapoptosisiに関連する酵素のcaspase-3も低下した。

水素含有生理食塩水は虚血再還流後6時間以内に腹腔内投与すれば脳神経保護作用を発揮する事が明らかになった。

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